ネパール調査報告
2011年9月20日(火)〜27日(火)までネパールチームのメンバー2人が、「幸せ分かち合いムーブメント」の支援プログラムの進捗状況確認のため
カブレ郡マンガルタール村を訪問しました。
概況
8月末、ネパールにも新首相が選ばれました。共産党毛沢東主義派のバブラム・バタライ氏。政党間の調整をどのように行うのか国民の期待が寄せられます。
マンガルタール村では、元奨学生が小学校の先生になっていたり、カトマンズの大学に進学していたり、よい成果を見ることができました。
収入創出プログラムに参加している農民にも、収入創出への前向きな姿勢が伺えました。また、昨年訪問時に図書室がほしいと言っていたラジャバス地区の学校では、
以前は箱に入っていた数少ない蔵書を棚に並べ、貸し出しを始めていました。それぞれのプログラムが村人に自立への方向づけをしている様子を確認することができました。
プログラム進捗状況
奨学生

赤ん坊をおんぶして教える元奨学生
学年末試験が終り、結果待ちの状況で7名に会うことができました。
「奨学金がなかったらここまで勉強を続けることができなかった」
「将来は上の大学に進みたい」「教師になりたい」と、将来への期待も話してくれました。
放課後は全員家の仕事を手伝っており、村にいながら学業を続けることができることは親にとっても大きな助けとなります。
シュリマンガルジャナビジャヤ高校(SMJV高校)は、13年生(大学1年次相当)を設けることを検討しています。
地区連絡員(高校生ファシリテーター)

奨学生や高校ファシリテーター達と
9人のうち4人に会いました。それぞれの地区の住民の情報を集める役割と、様々な行事でリーダー的役割を務めることになっています。
まずは村人が村のことを知ることが参加型開発の基本。各自、村の家を一軒一軒まわり、聞き取りを行うことはとても楽しく、学びとなるそうです。
収入創出プログラム

授業がおわると トウモロコシの収穫だ
2010年度は、新たにマンガルタール村パナンチェ地区で始まりました。10人中6人の参加者に会いました。
多雨で作物があまり採れなかった人や、たくさん作って市場に売りに行った人など、状況は様々。人手があるかないかでもたいへんさは異なります。
しかし、どの人も、これまで市場に野菜を売りに行ったことはなく、新しい事業に意欲満々でした。いずれ融資金を返さなくてはならないのも理由のひとつ。
1年半程度で次の農民に渡されます。参加者同士、会う度に情報を交換するのが楽しいとのこと。
他団体が実施した女性たちの識字教室の効果も手伝って、今年は女性の参加者が増えました。(10人中7人は女性)
ラジャバス地区の学校の図書委員会

本棚ができた
教師2名、学校運営委員会委員長1名、父母代表1名、農民1名計5名。昼休み45分間の間に貸し出しです。
子どもの物語、参考図書などが主で1日20〜30冊の本が貸し出されています。お祭りで資金集めも行いました。
SMJV高校の図書室
2010年度にコースブック(教科書)が新たに購入され、蔵書が増えていました。いずれは図書室を拡張する必要があるかもしれないとのことです。
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